4miniノート

シャリー × 吸排気

エンジン足回り吸排気外装

カスタム

ハイスロットル

ノーマルより大径・溝なしのパイプに交換し、同じグリップ回転角でのワイヤー巻き取り量を増やしてキャブ側の開度変化を大きくするカスタム

メーカー:キタコSP武川
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スロットルグリップの巻き取り機構(インナーワイヤーを巻き取るパイプ部分)をノーマルより大径・溝なしのパイプに交換し、同じグリップ回転角に対するワイヤーの巻き取り量を増やすカスタム。

ノーマルパイプには溝が切ってあるが、ハイスロパイプには溝がなくその分巻き上げ量が増える仕組み。

効果としては、グリップの開度が小さくてもスロットルバルブ(キャブ側)の開度変化が大きくなり、握り直しなしで全閉〜全開までコントロールしやすくなる。

巻き取り量の増加率は車種・製品で異なり、モンキー・ゴリラのキャブレター車はノーマル比約23%(23.3〜23.7%)、モンキー125等のFI車は約10%のハイスロ化が可能とされる。

2箇所で調整できるマルチハイスロットルSET(約30mmのインナーケーブル吐出量を調整可能)のような製品もある。

目的:スロットルレスポンスの向上、少ないグリップ操作角での全開コントロール

信頼性メモ:ビッグキャブ(口径拡大)と組み合わせる場合、ノーマルスロットルのままだとキャブ側のバルブを全開まで開けきれないことがあるため、ハイスロ化とキャブ口径の組み合わせは合わせて検討する必要がある。

TM-MJN24

ヨシムラ独自のMJN(マルチプルジェットノズル)技術を採用したミクニ製キャブレター。通常のジェットニードル方式よりムラの少ない燃調を狙う

メーカー:ヨシムラミクニ
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ヨシムラ独自の「MJN(マルチプルジェットノズル)」技術を採用したミクニ製キャブレター。

MJNは通常のジェットニードル方式に比べて燃料の粒子が微細でムラが少なく、理想的な燃焼効率と大幅な出力向上、リニアなスロットルレスポンスを狙った設計とされる。

セッティングは組み合わせるエンジン仕様(ノーマルエンジンかシリンダー規格変更車か)によってまずノズルの選定が変わり、そのうえでメインジェット(MJ)のセッティングを詰めていく手順になる。

ヨシムラは車種・エンジン仕様別のセッティング早見表(PDF)を公開しており、セッティングの起点として参照できる。

目的:MJN方式による微細な燃料粒子で理想的な燃焼効率とリニアなスロットルレスポンスを狙う

TM-MJN28

TM-MJNシリーズ最大の28mm大口径モデル。NSF100・NSR-MINIフレーム限定で通常のエイプ・XR車体には取付できない

メーカー:ヨシムラミクニ
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TM-MJNシリーズの中でも28mmという大口径モデル。

取付できる車体が限定される点が最大の注意点で、NSF100または縦型エンジンをNSR-MINI用フレームに載せた構成でしか装着できず、通常のXRフレームやエイプフレームではフレーム・タンクに干渉して物理的に取付できないとされる。

つまりノーマルのエイプ・XR車体への流用は基本的に想定されておらず、フレーム自体を含めた本格的なレース・カスタムベースを組む場合の選択肢となる。

目的:NSF100・NSR-MINIフレームをベースにした本格的なレース・カスタムベース向けの大口径キャブ

信頼性メモ:この項目のTM-MJN28はNSF100、またはNSR-MINIフレームに縦型エンジンを搭載した特殊な構成に限定され、本サイト対象の通常のエイプ・XRフレームには物理的に取付できないとされる。フレーム干渉に関する記述はヨシムラの解説記事が情報源で、個体・年式による差異までは確認できていないため、導入検討時は必ず販売店に車体適合を確認する必要がある。

TMR

軽量・コンパクトなボディにハイパーノズルを一体化したミクニ製レーシングキャブ。フラットバルブでVMタイプよりリニアなレスポンスが得られる

メーカー:ミクニヨシムラ
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伝説的なTMキャブレターの系譜を受け継ぎつつ、より軽量・コンパクトなボディに「ハイパーノズル」を一体化させた、優れたレスポンスと高度なコントロール性の両立を狙ったミクニ製レーシングキャブレター。

フラットタイプのピストンバルブを採用しており、円筒形のピストンバルブを使うVMタイプよりもリニアなスロットルレスポンスが得られるとされる。

低中回転域の扱い・セッティングにはシビアさが残るが、セッティングが決まれば高回転域で大きなパワーを発揮する、100cc超のエンジン向けの本格レーシングキャブという位置づけ。

ヨシムラのTMR/TDMRは車種別のベースセッティングが付属しており、ゼロからセッティングを詰める手間が軽減されるが、マフラー・ピストン・カムシャフト等のチューニング度合いによっては再セッティングが必要になる。

ボディがコンパクトなため、キャブ周りのクリアランス確保がしやすい点もメリットとして挙げられる。

目的:低中回転域のシビアさと引き換えに、決まれば高回転域で大きなパワーを発揮する本格レーシングキャブ

信頼性メモ:TMR-MJN28/32等の大口径モデルはTM-MJN28と同様にNSF100・NSR-MINIフレーム限定とされ、通常のXR・エイプフレームには取付できない場合がある。

CRmini

CRキャブをダウンドラフト化・フラットバルブ化したモンキー・エイプ向けのFLAT-CR系キャブ。高回転域の伸びは高評価だが低中回転域のセッティングはシビア

メーカー:ケイヒンFLAT-CR
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CRキャブをダウンドラフト化・フラットバルブ化した、モンキー・エイプ向けの「FLAT-CR」系キャブレター。

加速ポンプやスロットル可動部へのベアリング採用など、随所にレーシング技術が投入されており、高回転域での伸び・パワーは高く評価されている。

一方でレーシングキャブゆえに低中回転域の扱いとセッティングにはシビアさが残るとされ、100cc超のエンジンでの使用が主に想定される。

セッティングが決まればノーマルとは別次元の走りを発揮するが、決めるまでの手間・技術的なハードルは他のモデルより高いキャブと位置づけられる。

目的:決まればノーマルとは別次元の走りを発揮する、高回転域重視の本格レーシングキャブ

信頼性メモ:CRminiに関する独立した一次情報が少なく、他のレーシングキャブ(FCR/TMR)との比較記事から得られた情報を中心にまとめている。より詳細な仕様は個別のショップ・メーカー情報を追加確認したい。

PWK

三日月型リードバルブを採用したケイヒン製レーシングキャブ。ノーマル排気量からボアアップ車まで幅広い口径展開に対応

メーカー:ケイヒンPWKΦ28M
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レーシング・スポーツ用として開発された、三日月型のリードバルブを採用するケイヒン製キャブレター。

スロットルレスポンスの向上と高出力の両立を狙った設計で、高速域での吸入効率の高さに加え、低中速域でも安定した性能を発揮するとされる。

分離給油(オイルとガソリンを別々に供給する2ストローク的な給油方式に対応できる設計)ができる点や耐久性の高さから、モトクロス・エンデューロレースでの採用実績が豊富。

PWKΦ28Mのようにノーマル排気量からボアアップ車まで幅広く対応する口径展開があり、扱いやすい特性を持つ実戦的なキャブとして知られる。

目的:高速域の吸入効率と低中速域の安定性を両立し、モトクロス・エンデューロでの採用実績も豊富な実戦的キャブ

パワーフィルター

ノーマルのエアクリーナーボックスを外し吸気口にむき出しで装着するフィルター。吸気効率と防塵性のバランスを取った中間的な選択肢

メーカー:SP武川キタコ田中商会
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ノーマルのエアクリーナーボックスを外し、キャブレター吸気口にむき出しで装着するフィルター。

特殊ペーパーフィルターでチリ・ホコリを遮断しつつ吸入効率を追求した「スポーツ仕様」で、吸気効率で比較すると「ノーマルエアクリ<改造エアクリ<パワーフィルター<ファンネル」というグラデーションの中間に位置する。

「キャブ周りをスッキリさせたいが、直キャブ(ファンネル)ではゴミの吸い込みが不安」という公道ユーザーに向く、バランス型の選択肢として案内されることが多い。

目的:吸気効率と防塵性のバランスを取った吸気系チューン

ファンネル

フィルターを介さず吸気量を最大化するレース仕様の吸気パーツ。吸気効率は最も高いが耐久性・防塵性は犠牲になる

メーカー:SP武川モンスタースポーツ
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空気の清浄さよりも、とにかくエンジンへの吸気量を最大化することを優先した、レース仕様の吸気パーツ。

フィルターを介さないため耐久性・防塵性を犠牲にする代わりに、吸気効率は「ノーマルエアクリ<改造エアクリ<パワーフィルター<ファンネル」の中で最も高い。

直キャブ・ファンネル仕様は細かいゴミがエンジンに入り込みダメージにつながりやすいため、公道での常用にはパワーフィルターの方がバランスが良いとされ、ファンネルはサーキット走行などレース用途向けの選択肢として位置づけられる。

目的:吸気効率の最大化(防塵性とのトレードオフ)

キャブレターセッティング

MJ/SJ/JN/エアスクリューで回転域ごとの燃調を調整する、車種・モデルによらない共通のキャブセッティングの考え方

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各キャブレターモデル固有のセッティング傾向は上記の個別項目にまとめているため、ここでは車種・モデルによらない共通の考え方を扱う。

キャブセッティングは回転域ごとに担当するジェット・部品が分かれており、メインジェット(MJ)は高回転域、スロットルジェット(SJ)は低回転域、ジェットニードル(JN、ヨシムラのMJN方式ではノズル形状)は中回転域、エアスクリューはアイドリング付近の混合気濃度をそれぞれ担当する。

パワーフィルターやマフラー交換、ヘッド加工など吸排気効率が変わるカスタムを行うと、これらの純正セッティングでは燃調が狂うため、変更した箇所に応じたジェット類の再セッティングが必要になる。

セッティングの手がかりとしてはプラグの焼け色診断が定番で、キツネ色であれば良好、黒く湿っていれば濃すぎ、白っぽければ薄すぎと判断し、該当する回転域のジェットの番手を調整する。

目的:吸排気系カスタム後の燃調補正、各回転域でのレスポンス最適化

信頼性メモ:MJ/SJ等の具体的な番手は個体差・気温湿度・組み合わせるマフラーやエアクリーナーによって大きく変わるため「万人共通の正解値」は存在しない。各キャブレターモデルの項目に記載したセッティング傾向も、あくまで出発点の参考情報として扱ってほしい。

ステンレス

耐食性が高く錆びにくく、3素材中もっとも価格を抑えやすい光沢のある外観が特徴

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鉄にクロムを加えて耐食性を持たせた合金。

錆びにくいため、鉄よりも薄い肉厚でマフラーを作ることができ、結果として車両重量を軽くしやすい。

光沢のある見た目の美しさもありながら、3素材の中ではもっとも価格を抑えやすい点が最大の特徴で、多くのメーカーがエントリー〜ミドルグレードのマフラーにステンレスを採用している。

目的:軽量化とコストのバランスを重視する場合の定番素材。多くのメーカーがエントリー〜ミドルグレードで採用

信頼性メモ:重量・価格の具体的な数値は素材の物理特性としては妥当だが、実際の差は製品ごとの設計(肉厚・構造)によっても変わるため、目安として捉えるのがよい。

チタン

軽量・高強度でステンレス比約6割の重量。熱処理による独特の焼け色も人気の理由

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軽量かつ高強度で、ステンレスやスチールと同サイズで製作した場合、重量は約6割程度に抑えられるとされる。

錆に非常に強く、熱処理によって独特の焼け色(グラデーション状の発色)をつけられる点も人気の理由。

ステンレスより高価だが、軽量化と美しい仕上がりを両立したい場合に選ばれる素材。

目的:軽量化と美しい仕上がりを両立したい場合に選ばれる、ステンレスより高価な上位素材

信頼性メモ:重量・価格の具体的な数値は素材の物理特性としては妥当だが、実際の差は製品ごとの設計(肉厚・構造)によっても変わるため、目安として捉えるのがよい。

カーボン

3素材中もっとも軽量で独特の見た目を持つ一方、紫外線劣化・衝撃への弱さが弱点

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3素材の中でもっとも軽量。

カーボン繊維の織目模様によるドレスアップ効果があり、表面温度が上がりにくい・強度も鉄に見劣りしないといった利点がある一方、耐候性に難があり紫外線で徐々に劣化が進む点や、直角方向からの衝撃(立ちゴケなど)に弱く割れることがある点が弱点として挙げられる。

主にサイレンサー部などの外装的な使用が中心で、フルエキゾーストの全体をカーボンで作る例は少ない。

目的:軽さとドレスアップ効果を重視する場合の素材。主にサイレンサー部などの外装的な使用が中心

信頼性メモ:重量・価格の具体的な数値は素材の物理特性としては妥当だが、実際の差は製品ごとの設計(肉厚・構造)によっても変わるため、目安として捉えるのがよい。

ヨシムラ

伝統的な一体型「ストレートサイクロン」スタイルで大幅な軽量化と政府認証適合を実現/素材は主にステンレス(モデルにより異なる)

メーカー:ヨシムラ
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1971年のデイトナCB750レーサーに装着した「4-1集合管マフラー」をルーツとする「ストレートサイクロン」が代表的なスタイル。

サイレンサーを持たない一体型でブラック塗装というスタイルを50年以上守り続けている。

モンキー125用の「機械曲ストレート762サイクロン」はテールパイプにφ76.2の大口径を採用し、迫力あるルックスと低音を効かせたサウンドを狙う。

ステンレス素材にツヤ消しブラックの耐熱塗装を施し、スタンダードマフラー比で5.0kg→2.6kgと40%以上の軽量化を実現している。

サイレンサーを持たない構造ゆえに、音量規制をクリアしながら性能を出すことが技術的に難しいとされるが、長年のノウハウで政府認証・規制適合を実現しているという。

目的:50年以上守り続けるサイレンサーレスの一体型スタイルで、迫力あるルックスと低音を効かせたサウンドを狙いたい場合の定番

信頼性メモ:各メーカーの「特徴」はメーカー公式の製品説明・紹介記事に基づく自社コンセプトの紹介であり、実測での性能比較(各社横並びの出力・音量データ)ではない。乗り味・音の好みは個人差が大きいため、実際に試乗・視聴した上での比較を推奨する。

モリワキ

出力性能と扱いやすさの両立、系統ごとに異なる音質チューニング(ZERO/MEGAPHONE)が特徴/素材はSUS(ステンレス)・TITAN(チタン)仕様など複数展開

メーカー:モリワキ
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高い出力性能と、公道実用域で扱いやすい出力特性の両立をコンセプトに開発。

刺激的かつ心地よい排気音、オイル交換などのメンテナンス性を考慮したレイアウトも特徴に挙げられる。

モンキー125向けには円筒形状の「ZERO」ベースと「MEGAPHONE」ベースの2系統を展開しており、インジェクション車でもリセッティング不要でマフラー交換だけで特性・性能を引き出せるよう作り込まれている。

ZEROはしっかりした消音性能を保ちつつ小型化し軽やかでスポーティな音を、MEGAPHONEは低音がはっきりした音の粒の大きいサウンドを狙うなど、同じブランド内でも音のキャラクターを作り分けている。

目的:インジェクション車でもリセッティング不要でマフラー交換だけで性能を引き出したい場合に向く

信頼性メモ:各メーカーの「特徴」はメーカー公式の製品説明・紹介記事に基づく自社コンセプトの紹介であり、実測での性能比較(各社横並びの出力・音量データ)ではない。乗り味・音の好みは個人差が大きいため、実際に試乗・視聴した上での比較を推奨する。

オーバーレーシング

軽量化幅の大きさ(フルチタンで純正比6割減以上)と低速トルク重視のエキパイレイアウトが特徴/素材はステンレス・フルチタン

メーカー:OVER RACING
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現行モンキー125向けにアップ型・ダウン型あわせて複数のラインナップを展開。

ステンレス製オーバル形状サイレンサーの製品(純正比約2.3kg、純正5.2kg比で大幅軽量)と、さらに軽量なフルチタン製(約1.8kg)の両方が用意されている。

管長を稼ぐエキパイレイアウト設計により低速域をトルクフルな特性にアレンジしており、街乗りツーリング向けの特性を狙っている点が特徴。

フルチタンアップマフラー「TT-Formula」は音量85dBと純正78dBよりやや大きく、重低音の効いた迫力あるサウンドに仕上げられている。

目的:街乗りツーリング向けの低速トルク重視の特性を求める場合に選ばれる

信頼性メモ:各メーカーの「特徴」はメーカー公式の製品説明・紹介記事に基づく自社コンセプトの紹介であり、実測での性能比較(各社横並びの出力・音量データ)ではない。乗り味・音の好みは個人差が大きいため、実際に試乗・視聴した上での比較を推奨する。

RPM

ダブルパンチング構造による消音と排気効率の両立、JMCA認定、補修対応の手厚さが特徴/素材はスチールメッキ・ステンレス(エキゾースト)、ステンレス・チタン(サイレンサーカバー)

メーカー:RPM
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バイク用マフラー専門メーカー。

モンキー用の「RPM-50」は大小径の異なるパンチングパイプを組み合わせた「ダブルパンチング構造サイレンサー」を採用し、最小限の排気抵抗で最大限の消音効果を狙う設計。

低回転から高回転まで奥行きのあるサウンドを特徴とし、JMCA認定(近接排気騒音試験合格)を取得済み。

エキゾースト材質にスチールメッキまたはステンレス、サイレンサーカバーにステンレスまたはチタンといった組み合わせの選択肢がある。

消音用グラスウールの経年劣化やマフラー本体の破損に対する補修・部品交換サービスにも対応しており、長期使用を前提にした専門メーカーらしいアフターサポート体制が特徴として挙げられる。

目的:長期使用を前提にした補修・部品交換対応など、専門メーカーらしいアフターサポート体制を重視する場合に向く

信頼性メモ:各メーカーの「特徴」はメーカー公式の製品説明・紹介記事に基づく自社コンセプトの紹介であり、実測での性能比較(各社横並びの出力・音量データ)ではない。乗り味・音の好みは個人差が大きいため、実際に試乗・視聴した上での比較を推奨する。

タケガワ

純正ヒートガード流用可能な控えめなルックスとノーマル〜ボアアップ車まで対応するオールラウンド設計が特徴/素材はオールステンレス

メーカー:SP武川
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「Zスタイルマフラー」シリーズが代表製品。

純正のヒートガードがそのまま取付けられる設計で、純正スタイルを大きく崩さずにドレスアップできる点が特徴。

オールステンレス製・マフラーエンドはバフ仕上げで、ノーマルエンジンからボアアップ等でスープアップしたエンジンまで対応するオールラウンド設計とされる(タイプ2)。

性能面では高回転域での出力・最高速アップを狙いつつ、音質は低音基調で癖のない仕上げ、近接騒音値82dB(A)、JMCA認定取得済みと、実用域の扱いやすさを重視した作り込みになっている。

目的:純正スタイルを大きく崩さずにドレスアップしつつ、実用域の扱いやすさも重視したい場合に向く

信頼性メモ:各メーカーの「特徴」はメーカー公式の製品説明・紹介記事に基づく自社コンセプトの紹介であり、実測での性能比較(各社横並びの出力・音量データ)ではない。乗り味・音の好みは個人差が大きいため、実際に試乗・視聴した上での比較を推奨する。

キタコ

価格の手頃さと豊富なスタイルバリエーション(ダウン・ショート・キャブトン等)が特徴/素材は主にスチール(クロームメッキ仕上げ)

メーカー:キタコ
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ストリート向けのスタイリッシュなデザインと、手を出しやすい価格設定が特徴。

ダウンマフラー・ショートタイプなど複数のスタイルを展開しており、クロームメッキ仕上げのスチール製モデル(近接排気音79dB、JMCA認定取得モデルあり)や、スチール製・クロームメッキ仕上げのミニキャブトンマフラー(近接排気音82dB)などラインナップの幅が広い。

装着にあたってはマフラーガスケットが別途必要になる場合や、モデルによってはキックペダルの交換が必要になる場合がある点は購入前に確認しておきたい。

目的:手を出しやすい価格でスタイルバリエーションから選びたい場合に向く。装着時はガスケット・キックペダルの適合確認が必要な場合がある

信頼性メモ:各メーカーの「特徴」はメーカー公式の製品説明・紹介記事に基づく自社コンセプトの紹介であり、実測での性能比較(各社横並びの出力・音量データ)ではない。乗り味・音の好みは個人差が大きいため、実際に試乗・視聴した上での比較を推奨する。

修理・整備

マフラー接続部からの排気漏れ・異音

原因:ガスケットの潰れ方がいびつで均一な圧縮が失われている、経年劣化、サビ・クラック、ボルトの緩み

対処法:線香の煙を接合部に当てて漏れ箇所を特定し、接合部を清掃したうえで新品ガスケットと液状ガスケットを併用して組み付ける。ボルトは一気に締めず、対角・交互の順で少しずつ均等に締め込む。

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ガスケットの潰れ方が均一でなくなり本来の圧縮が失われることに加え、経年劣化やサビ・クラック、ボルトの緩みが重なって発生する。

放置すると排気効率の低下だけでなく、二次エア吸い込みによるアイドリング不調にもつながりうる。

アイドリング不安定・回転が落ちない

原因:二次エア吸い込み(キャブ〜インシュレーター〜シリンダーヘッド接続部の劣化・緩み)、ガソリン劣化、ジェット詰まり、リードバルブ不良によるプラグかぶり

対処法:インシュレーターやガスケットを点検し、劣化していれば交換のうえ液状ガスケットを併用する。あわせてキャブレター内部を清掃し、古くなったガソリンは新しいものに入れ替える。

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キャブレターからインシュレーター、シリンダーヘッド接続部にかけての劣化・緩みによる二次エア吸い込みが典型的な原因で、そのほかガソリンの劣化やジェット詰まり、リードバルブ不良によるプラグかぶりも関与する。

二次エア吸い込みは燃調を薄い方向にずらすため、回転が不安定になったり落ちにくくなったりする。

プラグかぶり

原因:混合気が濃すぎる(MJ/SJ過大、リードバルブ不良によるエアクリーナーへの吹き返し等)

対処法:プラグの焼け色診断(キツネ色=良好、黒く湿り=濃すぎ、白っぽい=薄すぎ)をもとに、該当するジェットの番手を下げて燃調を薄める方向に調整する。

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MJ/SJの番手が過大であったり、リードバルブ不良でエアクリーナー側に吹き返しが起きたりすると、混合気が必要以上に濃くなりプラグがかぶりやすくなる。

プラグの焼け色は燃調診断の手がかりとなり、キツネ色であれば良好、黒く湿っていれば濃すぎ、白っぽければ薄すぎと判断できる。

マフラー抜けすぎによるトルク不足・音量過大

原因:社外ストレートマフラーへの交換で背圧が抜けすぎる、車検非対応の音量

対処法:インナーサイレンサーを装着して背圧と音量を調整するか、車検対応品のマフラーへ交換する。

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排気効率を優先したストレート構造のマフラーは背圧が下がりすぎることがあり、結果として小排気量エンジンでは低中速トルクを失いやすい。

あわせて消音効果も下がるため、車検の騒音規制値を超えてしまうケースもある。

マフラー交換後の車検不適合

原因:2010年4月以降生産車は事後認証(政府認証マーク)のないマフラーは車検非対応、騒音規制値(96dB等)超過

対処法:車検対応(政府認証マーク付き)のマフラーを選定し、購入前に認証番号が付与されているかを確認する。

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2010年4月以降に生産された車両は事後認証(政府認証マーク)のないマフラーでは車検に通らない。

あわせて騒音規制値(近接排気騒音96dB等)を超過している場合も不適合となる。

年式によって適用される基準が異なる点に注意が必要。

アクセルワイヤー(スロットルケーブル)の遊び不良・引っかかり

原因:ハンドル交換時の長さ不適合、追加パーツとの干渉、経年劣化によるワイヤーの伸び・被覆劣化

対処法:ハンドル形状に合った適合長のワイヤーへ交換し、キャブ側・グリップ側の両方で規定の遊び量に調整する。干渉が疑われる場合は取り回しルートを見直す

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ハンドルをアップハンドルやセパハンに交換すると、純正の長さのままではワイヤーが突っ張ったり余りすぎたりするため、ハンドル形状に応じた適合長のワイヤーへの交換が必要になる。

また配線・配管取り回しの都合でオイルクーラーなど追加パーツにワイヤーが干渉し、ハンドルを切るとアクセルが開いてしまうような不具合も報告されている。

経年劣化によるワイヤーの伸び・被覆割れも遊び不良の原因となる。